フォッケウルフ Ta-152
ながーい、ほそーい。
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046 2013/01/29(火) 16:31:21 ID:zPv4MIQ4ZE
クソ面倒なことでごカンベンを。
現在のミサイル誘導制御は、比例航法やLOSC法に依ってる。
慣性空間に設定した基準線に対してのターゲット進路の角度とミサイル進路の角度の変化率(時間微分)を比例させるように動翼を動かし、それによる姿勢変化をレートジャイロで検出し、再びフィードバックさせる。
またそれぞれの角度を変数にした三角関数を含んだ式で計算し、旋回荷重倍数を得てる。
アクティブ・ホーミングだとミサイルがそれを自律的にやっているわけだけど、
こと空戦となると単なる未来会合点への誘導だけじゃなく、相手との速度差もさほど大きくない。
その場合、攻撃に有利な位置への最短時間での旋回を求められ、同時に旋回荷重が構造限度を超えずかつ失速しないよう、状態量を制限された偏微分方程式の解を求める最適制御となって、これは結構大変な計算。
さらに、相手はこちらの挙動を見て、こちらが最適な位置に到達するのが最も遅くなるように振る舞うことで、上記の最適制御問題は微分ゲームになってしまい、現在の計算機技術で微分ゲームをリアルタイムに解き、機体を制御することは全く無理になる。
なので、ミサイル発射可能距離までの接敵、シーカ作動までの機動、ミサイル発射までを無人機が自律的に行い、その後はミサイルの最終誘導にゆだねるという二段構えが、近未来にいかにもありそうと想像するところ。
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