マレーシア機捜索、ふりだしに? 「音波は無関係」見解
http://www.asahi.com/articles/ASG5Y34VNG5YUHBI00G.h... 行方不明になっているマレーシア航空MH370便をめぐり、米海軍当局者は28日、
捜索場所特定の根拠とされた海底からの音波が、飛行記録を収めたブラックボックスとは無関係との見方を示した。米CNNが報じた。
事実ならば、残骸も見つかっていないMH370便の捜索は、ふりだしに戻ることになる。
3月8日未明に乗員・乗客239人を乗せてクアラルンプールを離陸後、消息を絶ったMH370便をめぐっては、
4月上旬に豪海軍艦船がパース北西1700キロ周辺のインド洋上で4回音波を探知したと発表。
アボット豪首相が「ブラックボックスから発せられたものだとの強い確信がある」と述べ、
同海域での不明機捜索の根拠とされてきた。
これに対し、米海軍の海洋工学部門幹部は、検出された音波の発信源について、
飛行速度や高度などが記録されたフライトレコーダーでも、操縦室内の音声が記録されたボイスレコーダーでもなく、
船か別の電気製品からでた音波だと考えるのが妥当だと指摘。
捜索に携わる当局者は、同様の見方をしているという。
捜索は約850平方キロに及ぶ南インド洋の海域で続けられてきたが、手がかりは得られていない。(ワシントン=奥寺淳)
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