マレー機は親露派が撃墜…ウクライナ大統領断定
http://www.yomiuri.co.jp/world/20140718-OYT1T50054.htm... 【キエフ=柳沢亨之、モスクワ=緒方賢一】 ウクライナ東部ドネツク州のロシア国境近くで17日夕、
アムステルダム発クアラルンプール行きマレーシア航空17便(ボーイング777型機、乗客283人・乗員15人)が墜落した事件は、
乗客乗員298人全員が死亡した。
ウクライナのポロシェンコ大統領は18日、「テロリストが撃墜した」と述べ、親ロシア派武装集団の犯行と断定したことを明らかにした。
大統領はロシア情報機関の関与も主張した。武装集団側は「ウクライナ政府軍による撃墜」とし、ロシア政府も関与を全面否定している。
ウクライナ政府などによると、旅客機は17日午後4時45分(日本時間同10時45分)頃、墜落した。
ポロシェンコ大統領は、原因究明のため、国家調査委員会を設置。調査にはオランダ、マレーシア両国や国際民間航空機関(ICAO)の専門家も加える。
マレーシアのナジブ首相は18日未明、クアラルンプールで記者会見し、
「(墜落機が)救難信号を出していなかったことを確認している」と述べ、墜落が事故によるものではないとの見方を示した。
ウクライナ国防省などによると、高度1万100メートルを飛行中の17日午後4時20分(日本時間同10時20分)にレーダーから機影が消えた。
また、同国保安局は17日、現場付近の武装集団要員が墜落後、
露軍参謀本部情報総局の将校らに墜落を伝えた電話とする録音を公開し、ロシアの関与を主張した。
ポロシェンコ大統領は18日の発表で、この将校を名指しした。
米CNNテレビは墜落機について、米政府高官が「撃墜されたと結論づけた」と語ったと報じた。
高官によると、レーダーシステムが墜落前の同機を追尾する地対空ミサイルをとらえ、
別の探知システムが同機への命中を示す熱を検知した。米政府は弾道を解析し、発射地点の特定を急いでいる。
一方、ウクライナの通信社ウニアンは17日、
武装集団がドネツク州でウクライナ軍の輸送機を撃墜した、と露メディアを引用して伝えた。
輸送機は撃墜されておらず、武装集団が軍用機と誤認して撃墜した可能性が指摘されている。
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