4. とはいえ、どこの席に座っても腰や首はある程度やられる。
5. それもあり、機内用マクラやスリッパは必需品。
6. たまに機内用マクラを首につけたまま、乗り継ぎゲート間を移動している人がいる。
7. 若い時はエコノミーで長距離フライトすることにほとんど抵抗を感じないが、年をとると段々体がきつくなる。
8. だがそれを自分で認めるのはプライドが許さない。
9. だから少しでも早く搭乗手続きをして、窓側か通路側かを選べるようにする。
10. エコノミーでの長距離フライトに限らず、若い時は景色を見られる窓側の席を選ぶことが多い。だが、年をとりトイレが近くなるに連れて通路側の席を選ぶようになる。
11. 「窓側か通路側!」と思っているのに、真ん中の席しか空いてないと分かった時の絶望感。
12. そんな時は、搭乗手続きが遅れた自分を恨んでも恨みきれない。
13. 何度見ても、エコノミーのシートは、悲しいほどに垂直だ。
14. 「座れるが、寝られるもんじゃない」とつくづく思う。
15. そんなエコノミークラスで、前の人が何も言わずにシートを豪快に倒してきた時の心理的ダメージは、新幹線で同じことをされた時の5倍はある。
16. シートを倒す前にひと言いってくれれば、印象が全く違う。
17. 席につくと、とりあえず見られる映画をチェック。パネルをひと通りいじる。
18. パネルの指タッチの反応が鈍いため、数回押すのは当たり前。
19. 同じ映画を何回も見るのも当たり前。
20. 最初のドリンクサービスや機内食サービスは、無条件でテンションが上がる。
21. アルコール類が無料だと、さらにテンションが上がる。この時点で、エコノミーはエコノミーでなくなる。
22. ここぞとばかりに飲みまくる人が、絶対に1人はいる。
23. スペースが狭いため、機内食を食べていると、肘が頻繁に隣の人と接触する。
24. そんな時はお互い小声で「ソーリー」と言う。
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