中国による防空識別圏拡大問題はFX絡みの外交案件。
現状の契約では日本側の購入機数が少なかったから、
消費税増税法案が成立した訳だから韓国の倍は買えという話だろう。
機体価格や多角的な外交包囲網という国防計画上の有益性を考慮して、
あえてユーロファイターも導入する方向性も魅力はあるだろうから、
とりあえずの課題は円換算でのユニットコストだ。
射出座席でベイルアウトしたパイロットの飛行復帰率は、五割程度。
戦闘機パイロットの育成コストはサラリーマンの生涯年収よりも高い。
洋上での制空戦においてのF35やF2などの単発機の運用は、特攻覚悟の無駄な消耗戦に等しい。
現状での現実的な双発機の選択肢は、ユーロファイター1択しかない。
(戦闘機の操縦を覚えたての新米になるまでに六億円かかる)
アフターバーナーを用いる戦闘機においては、
赤外線追尾ミサイルのレンジ以内での近接戦闘下では、
ステルス性能による優位性は殆ど得られ無い。
スクランブル発進後の警告射撃から近接戦闘の格闘戦になった場合には、
アフターバーナー無しで音速飛行できる機体性能が一番役に立つ。
アフターバーナー無しでは音速飛行できない単発ステルス機のF35は、
洋上の制空戦においては後方支援しかできない。
自衛隊が保有するF15では対艦任務はこなせない。
F2では対艦防空任務の同時遂行が可能だが、邀撃戦闘機としての空戦能力が敵側より劣り、
装弾数も限られる。
ユーロファイターの性能は、正にこの海域での現実的な状況に最適な答え。
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