>>10が挙げたページには
>同サイズ機である767が本体だけで160トン前後なのに対し、787は200トン近い。
とあるけど、787の方が重いのは確かでも、本体だけで、はちょっと違う。
旅客機の重量にはいろいろあって、
・工場から出てきたまま(運行装備や封入作動油を含める)「空重(true weight)」
・空重に、非常時装備や保安装備を含めた「自重(empty weight)」
・自重に、ラバトリー用水、パイロット用品等を含めた「基本運航重量(basic operating weight)」
・基本運航重量に、乗員とその手荷物、毛布などの旅客サービス品、飲食料品を加えた「運航重量(operating weight)」
・運航重量に、ペイロード(旅客とその荷物)を加えた「零燃料重量(zero fuel weight)」
・零燃料重量に、燃料と潤滑油を加えたのが「総重量(gross weight)」
・総重量でその機体で設計上の離陸できる上限が「最大離陸重量(maximum take-off weight)」
・最大離陸重量に、滑走開始ポイントまでのタキシングで使う燃料を含めた「最大ランプ重量(maximum ramp weight)」
など。
最大ランプ重量が運用上、静的に最大の重量になる。
本体だけというのなら通常それは自重のことだろうし、
B-767が160トン前後と言えば、最大離陸重量が158.76トンの767-300(客席218‾350)が一番近くて、その場合自重は86トン。
787-8(客席242‾375)は、最大離陸重量は228トンで、自重は118トン。
返信する